和胡弓

和胡弓

和胡弓は小ぶりな三味線のような形をしていますが、バイオリンのように弦を弓で擦って音を出す擦弦(さつげん)楽器です。よく似ているとされる中国の二胡がガット弦またはスチール弦を使っているのに対して和胡弓は絹糸の弦を使っており、やわらかく深みのある音が魅力です。体験レッスンで初めて和胡弓を知り、その独特の哀愁ある音色にはまってしまう人も。レッスンでは弓の弦へのあて方、両手首の動かし方など、まずは身体の使い方から丁寧に指導していきます。

ふぅちゃんメモ

三味線や箏に比べるとちょっぴりマイナーな印象の和胡弓。
でも、和胡弓が主役級に活躍する合奏曲もあるんです。
「和楽器でオーケストラを作りたい」と考えた作曲家の宮城道雄が、
従来の小型の胡弓を改良して、合奏でも大きく豊かな音を出せる「大胡弓」を開発。
コンサートマスターの代わりに大胡弓が中心に座り、その周りを他の和楽器が囲んで合奏する、まさに邦楽のオーケストラを実現しました。
「編曲八千代獅子」や「編曲松竹梅」「道灌(どうかん)」などの合奏曲では和胡弓の音色もたっぷり楽しめるので、ぜひ聴いてみて!

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大胡弓

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胡弓

講師・小杉 順一
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